設備されたときの識別で、本来自由浮揚のものは「0」で、追加のものは1,2,3……(A,B,Cでもよい)をつげる。82〜83の2ビットは予備で、常に「00」である。84〜85の2ビットは、この標識を船舶や航空機などが、標定するための121.5MHzの送信機(01)や救難用のレーダートランスポンダ(10)を併設しているときの符号で、わが国の場合は、これらの併設がないのが普通であるので、そのときは「00」である。86〜106の21ビットは25〜85の49ビットのデータの伝送に誤りがあったときに、その訂正をするための誤り訂正符号である。 図1.7 406MHz極軌道衛星利用EPIRBの送信周波数の中期安定度
1.×は、送信のバーストごとの送信周波数の測定値である。従って、TRは、送信繰返周期である。 2. 15分間の測定値の回帰直線を求める。Bが回帰直線の原点、Aが傾斜、×と回帰直線の差が周波数変動の残差である。 107〜112の6ビットは、遭難の状態を通報するメッセージであり、最初のビット107は、ビット107〜112の内容を指定するコードであって、次のビット108は、その標識が手動の動作開始の機能しかもたないときは「0」(非浮揚型がこれに相当)、自動と手動の動作開始機能をもっているときは「1」に予めセットされている。ビット109〜112の内容は手動で標識に入力しなげればならないので、手動入力の機能のない標識のときは、この
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